南高梅は、自家受粉しないのが特徴。
自家受粉とは、それ自体の花粉では受粉しないことです。
つまり、南高梅の場合、その他の品種、例えば小梅とか古城梅とかの花粉がくっつかないと受粉しない(実をつけない)のです。
受粉にはミツバチを使いますが、梅の花が咲くのは、2月。
1年で1番寒い時期です。
南高梅の畑には、受粉樹(主に小梅)を2割ほど定植しています。
が、それでも多い方がいい。
受粉を助けるためにも、小梅の枝を南高梅の樹に挿していきます。
こうすることで、寒くミツバチが活動しにくいときにも、効率よく受粉できるようになるのです。
写真は、軽トラいっぱいに摘んだ小梅の枝。
園主がもっているのは、長のこぎりです。