１２月の梅畑。
深耕とは、読んで字のごとし。
深く耕すこと。

梅の根が休眠期の１１月から１２月半ばまでに、意識的に根の先端をユンボで切ります。

先端が切られることによって、そこに養分が集まり、新根の発育が活発になるんです。

発育が活発になると言うことは、根が養分をたくさん取り入れるようになるということ、その結果、梅の木もより力強く育つんです。

畑の土は、雨に叩かれ固まっています。

それをユンボで掘り起こし。

根に水が効率よく行き渡るようにする。

地表が固いと、せっかく降った雨が表面を流れ、根に十分な水が届きません。

でも根を切る場所は、あくまでも先端だけ！。

　木の幹に近い所の根を傷つけてしまうと、根が必要以上にダメージを受けてしまい。
一気に弱ってしまう可能性があります。

根の先端がどこか見極めるには、木の本体を見れば分かります。

　梅の枝が張っている枝の先端、まさにその真下がちょうど根の先端になります

深耕すると地面がでこぼこに…。

でも、でこぼこになることによって雨水が流れることなく、地面に溜まっていくのです。

確かに作業は少しやりにくいですが、梅の木にはとてもいい状態です。