|
1年目は手こずりました。
「おまえ、そんなこっちゃー、一生かかっても終わらんぞ」っていうぐらい時間かかりました。
|
なんせ、梅の木1本、1時間。
「あ〜でもない、こ〜でもない。」
「この枝切るとどうなる?」なんて思いながら、思案橋での剪定でした。
|
|
|
が、時は流れ移り行く。
毎年、1,000本以上の梅の木を剪定していると、感覚的に分かるようになるんです。
|
「残す枝」、「切る枝」
色分けされたように見える、わけではないんですが考えてなんかいません。
考えなくても分かるんです。
イチロー的にいうと「頭より先に体が反応する」という感じです。
ちゃっちゃと木に登り、ノコギリでゴシゴシ。
2006年は体重10kg減量に成功したので、軽い軽い。
|
|
|
途中で、木から離れて全体を見渡す。
バランスはどうか。
込み入った枝はないか。
|
主枝の先端を高ばさみで「パチリ」。
主枝とは、つまりこれからどんどん伸ばしてきたい枝。
通常、幹から三本の主枝を均等な角度で広げる。
主枝の出す方向は、これはかなり重要。
紅南高梅の収穫にも多大な影響を与えます。
|
|
|
樹幹部まで光を入れるならば、当然、幹の腹の部分には枝は必要なし。
特に樹幹内部の剪定はこまめにやります。
|
ふ〜。
手を入れるとそれだけ、きれいな青梅ができる。
これはもうまぎれもない、真実ですね。
|
|