こちらは、「小粒南高梅」。
南高梅とは、品種が違います。
この小粒南高梅は、南高梅の畑の中に15本に一本ほどの割合で混植しています。
なぜ品種の違う小粒南高梅を南高梅の畑に混植するのか?
南高梅の場合、南高梅同士の花粉では受粉しないからです。
通常、南高梅の受粉にはミツバチを使います。
ミツバチは、花から花へ花粉を集めて回る。この時、近くに違う品種の花粉があると、効率よく受粉させることが出来るのです。
またこのような南高梅の受粉に使われる梅を一般に「受粉樹」と言います。
この「受粉樹」の特徴は、花の数が多いということ。
花の数が多いと、実がたくさんなる確立が高くなります。実がたくさんなるということは、その分、実の大きさが小さくなります。ゆえに「小粒」になるということです。
収穫時点での実の大きさは、ほとんどがL、2Lサイズ。
(南高梅のサイズについてはこちら)
収穫時期は、完熟南高梅(梅干用 梅干し用)と同じです。