素人が安易に手を出しちゃいけない。
とまあここまではっきり言えないが、
やはり「取り扱い注意」である。
クリスマスの一週間前に
友達以上、恋人未満の女性が5人いて
イブに誰を誘うか決断するときぐらいの注意が必要だ。
さらに、一人に決断してからも、
残り4人のお方を、その後どうフォローするかを考えるくらい注意が必要だ。
また、紅南高梅の剪定の時、
斜陽角を考えながら、日光の当たり具合を解析し、
そのデータをグラフ化して考察する。
ちなみに私は文系私大なので、数学が理解できない。
算数も間違うときがある。
自慢じゃないが、そろばんは初段だ。
というぐらい注意が必要だ。
今、芋焼酎が「はやり」である。
10年前に比べれば、本当に飲みやすくなった。
と、ある30年来の芋焼酎好きのお方が話していた。
10年前と言えば、高校卒業すぐなので
芋焼酎についてそれほど造詣が深くなかった。
というか、お酒について造詣が深くなかった。
お酒については、今でも深くない。弱いもん。
昔は芋焼酎といえば、すべて芋臭かった。
居酒屋で開けてもまわりにぷんぷん匂った。
家で開けてもぷんぷん匂った。
梅畑で開けてもぷんぷん匂った。
(らしい…)
(注、畑では今も開けていません)
ところが、今の芋焼酎は、匂いの少ないもの
それでいて美味いものが多くなった。
もちろん、「私は芋であることを主張します」てのもある。
が、しかし種類が多くなり、美味くなり、選択の余地が広がったのだ。
今までは、ストレート一本だったのが、
カーブを覚え、
シュートを覚え、
フォークを覚え、
シンカーを覚え、
チェンジアップを覚え、
ナックルを覚え、
極めつけにツーシームを覚えたという感じだ。
でもこれだけあると選択に迷う。
めちゃくちゃ迷う。
たぶん、投手も迷う。
事実、芋焼酎の選択に迷う。
私が漬けている芋焼酎の種類は、7種類。
糖分の量、保管場所はほぼ同じなのだが、
どれも違う。
しかもこれは、どのお酒にもまして「違い度」が大きい。
漬けてるお酒が違うんだから、
そのへんまあ当たり前なんですが…。
なんというか、ドンピシャだ。
キター、ゴール、ストライークバッターアウト、
Good Bye baseball マツイー、なんてのがひとつもない。
これはちょっとショックであった。
糖をあとから足したりして、
「まあいい感じ」ぐらいの仕上がりには出来たんだけど…。
とにもかくにも、芋には注意が必要だ。
とくに芋臭い、芋焼酎には格段の注意が必要だ。
ついでにクリスマスにも注意が必要だ。