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滝尻王子
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ここ滝尻王子は富田川と石船川が合流する地点にあります。天仁二年(1109)に熊野参詣をした藤原宗忠は、十月二十三日に水を浴びて御祓をし、この王子に参拝しています。 日記には「御山のうちに入る」とあることから、滝尻から熊野の霊域とされていたことが分かります。 建保五年(1217)の後鳥羽上皇と修明門院の参詣の際には、両院が馴子舞に興じているように、いろいろな芸能が催されていました。 鎌倉以降、熊野の御子神御所を祀る五体王子の一つとされ、室町時代もそのように呼ばれていましたが、三栖から潮見峠越えで栗栖川へ通じる道が多く利用されるようになると衰退していきました。 |
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